生徒にとって、石とは硬くて加工することが困難なイメージがあるようですが、篆刻用の石材は比較的容易に彫刻することができ、仕上げによっては本格的な石の質感も引き出すことができる素材です。彫刻の題材をなるべく少ない授業時間で実践するために、篆刻用の石材を使用しながら彫刻的なことに指導内容を絞った。仕上げは研磨剤でぴかぴかに光らせることを完成の目安とし、自分の作品を身近に置き鑑賞して欲しいとの願いから「ペーパーウエイトとしても使える彫刻」として設定しました。(2年2学期の授業実践)【参考】日本文教出版 教師用指導書 美術 2・3上 研究編 P36より
苦手意識をなくして自信につながるようにと考えた「自画像」の題材。制作には集中して取り組み、かなりの達成感も味わえているようで、鑑賞会も盛り上がる。
消しゴムスクラッチという方法で、明るく見える面を鉛筆型の消しゴムでこすって白くしていく。デッサンとは逆の考え方であり、誰にとっても初めての方法である。単色であるため、面の明暗だけに着目しやすい。また、デジカメを活用して光・表情・ポーズを熟考した写真をトレースすることで、形を正確に描くといった生徒にとって高いハードルを下げることができる。光と影を意識させつつ、自分の内面の光と影にも目を向けさせたい。
この作品は少し前の1年生の3学期に取り組みました。「my ステンドグラス」の題材。色の三要素・三原色などの色の基本的な学習の後に、光を感じるステンドグラス風のデザインを考え、三原色を使って色を工夫して作り、飾れる作品に挑戦させたものです。写真は作る側からのもので、実際は裏から鑑賞するものなので、図柄が反対になり、感じが少し異なります。すみません。作業としては、汚さないような配慮がかなり必要でしたが、楽しく取り組めたと思います。
粘土を使って立体表現をしました。中学校最後の立体作品なので、表現の仕方は、自由にしました。下記にあげた例を参考に自分のやってみたいものを選んで、計画(制作手順の確認・アイデアスケッチ)をたてて表現しました。
※ひも、板からの立体構成 ・半立体的平面構成 ・アクセサリー的おきもの ・レプリカ(本物そっくり)等
〔制作手順〕1.概要説明、アイデア、構想を練る※参考例をみながら、自分にあった、(やってみたい)作品づくりを選び、その中でどんなことをしていくのかを考えていく。いろいろアイデアのある中で選べる方がよいのでできるだけたくさん考えさせる。計画書の作成・提出(1h) 2.形作り(3h) 3.整形 ・接着組立-自分の作品づくりにあった進め方を考えよう※そのまま形作りに入れるケース・部品を作り後で組み立てる(接着する)ケース・部品を作って着色した後組み立てるケース(2h)
4.着色※アクリルガッシュで直接着色する。スプレーで着色する。(+着色したニスでドリッピング)必要に応じてニス掛け--表面保護・光沢を出す。 (2h) 5.作品鑑賞及び評価(1h)
目指すは、クレイムービーです。しかしまだ、クラス全員がそれを実現できる器機の環境にありません。そこで、思い立ったのが、この「変身変化の様子」です。自然界の変態ではなく、また、一瞬に変身変化する術でもなく、徐々に変身変化していくその様子を幾段階かに分けて魅せるのです。そうです制作時に「こ
だわらせたい」のは、変身変化していく途中の「形」と「色」の様子です。本体の制作だけでなく、その舞台となる台座や周りの小物も、作品としての完成度を高めることも意識させたいものです。
ピカソの「ゲルニカ」の鑑賞(県中美連編『美術資料』)から入った。そこに描かれている人々の心模様に思いを馳せる。作者ピカソの心模様に思いを馳せる。「ゲルニカ」は触媒である。思い出は力になる。鑑賞ののちは、文章に綴る。「泣く」をテーマとし、思い出を辿る。自身の心が震えた場面、揺れた場面を文章にする。私をめくる作業は、作文から製作に継がれていく。紙を切り、貼りながら形を創っていく。あるいは、貼り合わせた形の上から着色する。感情の噴出「泣く」が製作を励ましてゆく。手が止まるのも製作のうち。すぐ答えの出ない問い。例えば「私が生きている意味は何だろう」
鉛筆を使った構想画。自分の手から発想して、鉛筆を使った構想画に取り組みました。
手や指の一部分を植物や動物や人工物などに形を変えてみたり、質を変えて、石や水や砂などでできている手に変えてみたり、またありえない場所に手が存在するなど、場所場面に工夫を加えたりしながら、イメージをふくらませ描きました。
第3学年 総授業時数6時間
「3ミリ、2ミリ、1.5ミリの3種類の針金で自分の想いを形にしよう。」
「できる限り1本か2本の針金で形を作りましょう」。
昨年度、中学2年で実践した授業の作品です。この授業は昨年夏の私的な有馬温泉旅行で思いつきました。立ち寄った喫茶店に3ミリ程の黒い針金を使用した立体作品が展示されていて「これはおもしろい」と興味を持ったのがきっかけです。授業では針金を曲げるのにやや苦労していましたが案外おもしろいアイデアを考え、短時間で作品にしていきました。 総授業時数6時間
自分で考えて絵を描いたり、物を作ったりすることは苦手な中学生が最近は多くなってきているように思います。そんな状況の中で、いかに生徒が興味を持って取り組んでいける題材を選ぶかが重要になってくるのではないかと思います。この題材は、何年か前にある先生から教えていただいたものなのですが、機械的(単純)な作業を繰り返すことにより、きれいな平面ができあがり、たくさんの生徒が達成感を味わえるものだと思います。生徒の感想にも、「おもしろかった。」とか「思ったよりきれいにできてうれしかった。」と、いうのが多いように思います。
オリジナルのキャラクターをデザインし、フィギアをつくろうという題材です。 人体+動物・植物・昆虫・その他を組み合わせ、オリジナルの超人や妖精を制作するというものです。
人体の形は、頭・胴・足・腕などの比率をできるだけデフォルメせず、標準の人体の割合にあうよう制作しました。また、人体の形を早く作れるよう既製の骨組みを使用しました。